十二支の「寅」を司る家津御子大神(素戔嗚尊)の御神威が最も高まる寅の刻に、宮司が本殿の各御扉を開き、天下泰平・国家繁栄を祈念する祭典です。
古来よりこの刻に詣でることを開寅詣といい、一年間の心願が成就されます。
年の初めにあたり、古来より陸上・海上交通の守護神とされた御祭神に交通安全を祈念する祭典です。出発地より目的地までの無事道中を導くという意味で、八咫烏交通安全祈願祭といいます。
正月三ケ日、神門前に飾り奉った門松の御松で調製した
熊野牛王宝印を火と水とで祓い清め、魂を吹き込む宝印押し初めの神事です。
※参列者のみが受け取る「白玉牛王」という宝印紙があります。
神社茶園で収穫された一番茶をお供えし、茶業関係の発展を祈念する祭典です。
「末代養生の仙薬、人倫延齢の妙薬」といわれるお茶ですが、音無茶は平安時代、殿上人が熊野御幸の際、この音無の里に茶の木を植えたのが始まりとされています。
神の依代である稚児が湯峯温泉で身を清め大日越えを歩く、例祭の始まりの神事です。県の無形文化財に指定されています。
神職・稚児・総代等が行列を組み、神楽を歌い、太鼓を叩きながら御旅所を巡り、例祭の平穏無事を祈念する祭典です。
産田社の御祭神は、女性の守り神である伊邪那美命の荒魂です。
道開きや、安産、病気平癒を祈る祭典です。
御祭神の神徳を称え、国家安泰・国民平安を祈念する、年に一度の最も重要な祭典です。
ご祭神の御霊を遷した神輿を中心に、行列を組んで御旅所を巡る祭典です。
旧社地では巫女舞・御田植神事・餅投・護摩焚き等の神事を行います。
ご先祖のみたまを熊野川の河原に勧請し和め奉る祭事です。熊野権現は現世・後世の守護神であり、古来より死者の霊魂は、極楽往生を求めて熊野権現に集まるとされています。
1289年(正応二年)8月23日に入寂された一遍上人を偲び、御命日の毎月23日に、大斎原一遍上人碑の前で斎行します。
崇敬者組織「熊野本宮講社」講員の身体健全・開運招福を祈念する祭事です。
宮中歌会始披講会所役を招き和歌を披講し、往古の熊野御幸を偲び御祭神を和める神事です。
まだ朝明けやらぬ浄闇のなか、氏子の1才から15才に至る男子が、正月の新撰を煮炊きするため
に用いる薪を献納します。清和天皇の御代(約1100年前)に始められたという特殊神事です。