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祭事レポート:講社大祭・献詠披講式

9月22日(土)、熊野本宮大社で講社大祭・献詠披講式が行われました。

■ 講社大祭
10時から執り行われた講社大祭は、今年で40回目を迎えました。
こちらは、崇敬者組織である「熊野本宮講社」講員の身体健全・開運招福をお祈りする祭典で
全国各地から講員の皆様にお集まり頂きました。
九鬼宮司からは「今年は全国で自然災害が多く、人々が心を寄せ合い、復興に尽力されている様子を
感慨深く拝見しております。熊野も各地で先日の台風21号による被害があり、近隣の川湯温泉の宿が
水害にあいました。熊野詣に訪れる方がゆったりと休んで頂けるようにと、今懸命に汗を流して
再建されているので、営業が再開された折には、ぜひご利用頂きたいと思います。
本宮大社も125年前に大斎原で自然災害にあい、1年半後、現在地へ移築し復興を遂げました。
ここは“よみがえり”の地、生きたまま変われる場所です。年齢も関係ありませんので、皆様もぜひ
にこやかなスタートを切って頂きたいと思います。」と挨拶がありました。

 
 

■ 献詠披講式
16時半からは、拝殿にて第31回献詠披講式が行われました。
献詠披講式とは、自分の気持ちを託した和歌を神にお供えする祭典です。
今回は「時」というテーマが選ばれ、全国から95首の和歌を
お納め頂きました。

<入選歌3首>
夕焼けに幻想抱く時靜か 熊野川面にその光ゆらぐ
和歌山県 松本操

熊野へと落ち葉踏み行くこの時の いにしへとなる代は如何ならむ
和歌山県 峪和祺

東の空は黄金に燃えし時 瑞穂耀ふ参詣の道
和歌山県 青木加代子

◆宮司献上歌
幾時も絶ゆることなき熊野路は 二千の時を 現代刻むなり

◆後鳥羽上皇
はるばるとさかしき峰をわけ過ぎて 音無川を今日見つるかな

◆後柏原天皇
よる波の音無川に影見えて 氷をみがく冬の夜の月

 
  

祭典では披講所役の方々により上の6首が詠み上げられ、神に奉納されました。
入選者と佳作者の表彰後、入選の方には、書家 崎山瑤南先生が各々の和歌を書いた色紙が
贈られました。九鬼宮司は「今回12歳の方の和歌が佳作に選ばれました。
来年は御代代わりの年であり、また熊野は世界遺産登録15周年の節目を迎えますので、
ふさわしい御題をお出しさせて頂こうと考えております。
幅広い年代の方々から、1首でも多くの和歌をお納め頂ければと思います。」
と話していました。