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祭事レポート:献湯祭・講大社祭・献詠披講式

平成29年9月30日(土)、熊野本宮大社で献湯祭・講社大祭・献詠披講式が行われました。

■ 献湯祭 9時〜
「温泉」という大地の恵みに感謝の祈りを捧げる、熊野本宮観光協会主催の祭典です。
湯の峰温泉・川湯温泉・渡瀬温泉の各旅館・民宿16施設の代表が、早朝に汲んだ一番湯を
本殿の御垣内に置かれた大樽に奉納されました。

 
 

九鬼宮司からは「熊野本宮温泉郷は3つの温泉からなっておりますが、
3という数字は非常にバランスが良く、お互いに支え合っていると思います。
当社の旧社地である『大斎原(おおゆのはら)』は、平安・鎌倉時代の文献に、
『大湯原』とも表記されており、古来より豊かな温泉に恵まれていたことが
うかがえます。来年は熊野本宮大社御創建2,050周年の節目を迎えますが、これを機に
三温泉がより多くの方々を迎えられ、益々ご発展されることをお祈り申し上げます。」
と挨拶がありました。

■ 講社大祭 10時~

講社大祭は、当社の崇敬者組織である「熊野本宮講社」講員の身体健全・開運招福を
お祈りする祭典です。39回目を迎える本年も、福岡、東京、岡山など全国各地から
約40名の講員の皆様にご参列頂きました。祭典では、自然への感謝を込めた神楽「祈り」の
奉奏や、講員の皆様による玉串奉奠が行われました。

 
 

■ 献詠披講式 16時半~

拝殿にて第30回献詠披講式が行われました。
献詠披講式とは、自分の気持ちを託した和歌を神にお供えする祭典です。
今回は「新風」という御題が選ばれ、全国から86首の和歌をお納め頂きました。

  

<入選歌3首>
はろばろと本宮指して辿りゆく 熊野古道にわたる新風
和歌山県 峪和祺

初孫の成長祝う鯉のぼり 五月の空に新風吹きぬ
埼玉県 荻野勝正

み熊野の棚田にそよぐ新風に 北へ帰るや雁の一群
静岡県 嶋津泰子

◆宮司献上歌
現代参る二千の年を積み重ね 新風薫る音無の郷

◆花山法皇
音なしの山にや今日はうぐひすの こえめづらしく人の聞くらん

◆鳥羽上皇
よをてらす影とおもへば熊野山 心の空にすめる月かげ

「披講の儀」では披講所役の皆様により上の6首が詠み上げられ、神に奉納されました。
また、九鬼宮司から「来年は御創建2,050年ということで、古来より悠久の時を刻んできた
熊野に想いを馳せ、多くの歌をお納め頂きたいと考えています。例年よりも早い発表となりますが、
御題は『時』に決めましたので、どうぞ皆様、御詠進ください。」と挨拶がありました。